教育方針・教育内容

教育方針

学校教育の一環として、県内小学5年生を対象に、母なる湖・琵琶湖を舞台にして、学習船「うみのこ」を使った宿泊体験型の教育を展開し、環境に主体的にかかわる力や、自ら課題をもち協働して解決に取り組む力を培い、新しい時代を切り拓く力をはぐくむ。

びわ湖学習を通して、環境に主体的に関わる力の育成を図る。

  • ふるさと滋賀や琵琶湖の自然を体感し、そのすばらしさに気づく。
  • 琵琶湖の現状を知り、環境について考える。
  • 郷土を大切にする気持ちをはぐくみ、環境保全へ向けて行動しようとする。

船内生活を通して、規律ある生活の実践力を培い、人と豊かにかかわる力の育成を図る。

  • ふれあいを深め、友情をはぐくむ。
  • 約束やルールを守り、規律ある生活を送る態度を養う。
  • やさしさや思いやり、協力しあう心をはぐくむ。

教育内容

「フローティングスクール学習」は、各校の教育課程において、乗船前から乗船後までを含めた一連の学習として位置付け、単元の指導計画と評価規準を構成するものである。つまり、学校教育から独立したものではなく、各学校がフローティングスクールを活用し、各校独自の特色ある教育活動を進めていくものである。

びわ湖フローティングスクールでは、フローティングスクール学習の指導計画を作成するにあたって、乗船前の学習・乗船中の学習・乗船後の学習のそれぞれで、各校が考える「目指す児童の姿」を段階的に設定するとともに、それらを反映し、単元を通して取り組んでいく「フローティングスクールのテーマ」を設定することを重視している。

各校の教育目標を考慮した指導計画を立て、実践していくことで、フローティングスクールを活用した特色ある教育活動になると考えている。

そして、計画された教育活動をことさら深めていくことができるのは、学習船「うみのこ」で過ごす2日間である。船の中やびわ湖ならではの体験学習、複数校での乗船で生まれる協働的な取組が、児童に大きな影響を与え、貴重な学びや経験として残っていく。乗船中の学習では、日常の学校教育では味わえない"本物体験"・"感動体験"を通して、主体的・対話的に学びを深めていくことが重要となる。

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