フローティングスクール指導解説

教育理念

みずうみに学んで世界の明日をひらく人

教育方針

「環境に主体的に関わる力や、自ら課題を持ち協働して解決に取り組む力を培い、新しい時代を切り拓く力」

を持った滋賀の子を育てる。

目指す児童の姿

びわ湖や郷土について学び、考え、伝え合い、びわ湖と自分のつながりを見つめる子

教育内容

「乗船前から乗船中、乗船後」までの一連の学習を「フローティングスクール学習」とし、教育内容を整理しました。学校の教育課程に位置付け、各校の総合的な学習の時間や各教科等と関連付けながら展開していきます。

単元指導計画の作成

目指す児童の姿を具体化する

各校の教育目標やびわ湖フローティングスクールの教育内容を踏まえ、①乗船前・②乗船中・③乗船後における学習場面での具体的な目指す児童の姿①②③を設定します。

フローティングスクールのテーマを設定する

目指す児童の姿を実現するのにふさわしい探究課題、および探究課題の解決を通して育成する具体的な資質・能力の「内容」を具体的にイメージできるようフローティングスクールのテーマを設定します。

活動の設定

乗船前、乗船後の学習や学習同士のつながりを踏まえて、びわ湖や郷土を含む、児童を取りまく全ての環境を教材としてとらえ、乗船中の学習『「湖の子」体験学習』を設定します。指導者は児童の学習の動機付け・方向付けを行い、学習の素材となる教材(びわ湖)の魅力を具体的に把握し、教材(びわ湖)を通して学ぶ学習事項について分析することが大切です。児童の実態に合わせて活動を設定するのではなく、目指す児童の姿の実現に合わせて活動を設定します。

学習内容整理

探究的・協働的な学習の推進

「フローティングスクール学習」では、乗船校が設定したフローティングスクールのテーマを柱として、乗船前の学習、乗船中の「湖の子」体験学習、乗船後の学習で取り組むさまざまな学習活動をつなぎ、目指す児童の姿に迫っていきます。びわ湖フローティングスクールでは、児童が学びを深める手立てとして、探究的・協働的な学習を推進しています。

「小学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間編」において「探究的な学習における児童の学習の姿」として下図のように示される一連の学習課程を参考に、「フローティングスクール学習」においても探究的な学習に取り組みます。

フローティングスクールのテーマを柱として、「課題発見」「情報収集」「整理・分析」「まとめ・表現」のサイクルを連続・発展させていくことで、自分の学校生活や日常生活にいかしていこうとする児童の態度や学び方の習得につながると考えています。

児童はフローティングスクールのテーマに関わる疑問や興味・関心に基づいて自ら課題を見つけ、「湖の子」体験学習等を通して情報を収集します。その情報を整理・分析したり、知識や技能に結び付けたり考えを交流したりしながら問題の解決に取り組んでいきます。そして、学習の交流をもとに自分の考えや意見をまとめ・表現します。さらには、その学習から新たな課題を見つけ、更なる問題の解決を始めるといったサイクルを発展的に繰り返していくことが理想的です。特に、乗船する2日間は、普段の集団から離れ、新たな人間関係の中での学習となります。先に説明した船内生活の基盤となる人間関係の構築を最大限活かし、さらに深める協働的な学習も重要であると考えています。

以上のことは探究的・協働的な学習の一例であり、各校に応じた取組を期待します。

他機関との連携

他機関との連携を通して、フローティングスクール事業のより一層の深化をはかります。各分野において専門的な機関と乗船前や乗船中、乗船後の連携により、児童学習航海の学びの充実をはかります。

びわ湖の魚を知って増やそう体験学習(県水産課)

琵琶湖が育む魚たちや、それらと私たちの生活との関わりを学習することを目的に、児童学習航海の寄港地において県水産課職員が琵琶湖の魚・漁・幸の話をするとともに、児童が湖魚の放流を体験します。

※実施航海数・実施場所・実施時期等に制限がある

魚の放流の様子

ウェブ会議システムを利用したTV会議学習(琵琶湖博物館)

乗船中にウェブ会議システムを利用したテレビ会議を実施します。各分野における専門的な方の講話や質疑応答等の対話を通して、船内での学習の学びをより深めることができます。

※琵琶湖博物館との連携を検討する場合は、航海前または航海後に琵琶湖博物館への来館利用をすることが望ましい。

琵琶湖博物館とのweb会議

関係機関名 主な関連内容
滋賀県 水産課 琵琶湖に生息する魚全般について
(乗船前・乗船中・乗船後)
滋賀県 食のブランド推進課 滋賀や琵琶湖の「食」、環境こだわり農産物、地産地消について
(乗船前・乗船後)
滋賀県 琵琶湖保全再生課 琵琶湖の価値や暮らしとのつながり、保全再生の取組について
(乗船前・乗船後)
滋賀県 森林政策課 琵琶湖とその周囲を取り囲む山々との関わりについて
(乗船前・乗船後)
琵琶湖環境科学研究センター 琵琶湖の水質について
(乗船前・乗船後)
琵琶湖博物館 琵琶湖に生息する動植物について
(乗船前・乗船中のテレビ会議・乗船後)
  • 「目指す児童の姿」、「フローティングスクールのテーマ」に合わせて、活用を検討する。
  • 連携可能な時期や回数が限られていることがあるので、実施を検討する際には関係機関とびわ湖フローティングスクールまで問い合わせる。
  • その他、地域にある諸団体との連携も活用すると、琵琶湖と児童の身近な環境との比較や対比、重なりなどを考えることも期待できる。
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